【高齢者は死ぬ生き物】日本のコロナ騒動は「集団ヒステリー」【コロナよりも怖いのはバカな大衆】

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2020年4月 現在、コロナウイルスによって、日本はもとより 世界が大きく変わり始めています。コロナによる世界の「強制的アップデート」などとも言われているそうですが。そんな中、今回の日本における一連のコロナショックにおいて、本当に怖いのはコロナではなくて、盲目的に目の前の情報や周りに流されてしまう”大衆”だと感じました。

コロナウイルスって何?

そもそも、コロナウイルスとは何なのか?ということですが、基本的には、かぜの原因ウイルスの一種です。よって、主な感染様式は、「飛沫感染」と「接触感染」です。「飛沫感染」とは、感染者の咳やくしゃみの「しぶき(飛沫)」を直接吸い込むことによって生じる感染経路のことです。また、「接触感染」とは、感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触 れるとウイルスがつきます。他の人がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触るとことで粘膜から感染してしまう感染経路のことです。

よって、かぜ同様、主な感染予防対策は、マスクの着用や手洗いうがいとなります。ちなみに、マスクは もちろん自身への感染を予防する意味もありますが、基本的には”他者への感染”を予防する意味合いの方が強くなります。というのも、単純にウイルスの大きさの問題です。インフルエンザウイルスの大きさは、およそ 0.1μm。コロナウイルスの大きさは、およそ 0.02μm。それに比べて、市販のマスクの間隙の大きさは、5μm。ウイルス全通しです。「空気感染」するウイルスの場合、マスクは何ら意味をなしません。ただ、「飛沫感染」するウイルスの場合、自分のくしゃみを相手にかけない、もしくは、相手の飛沫を自分の顔に付着させないという意味においては、感染予防として機能します。幸いなことに、コロナウイルスは現在のところ「空気感染」はしないとされています。(ちなみに、アルベール・カミュの『ペスト』にも出てくる ”ペスト”は空気感染します。)

コロナウイルスそのものに関する 詳しい内容は、こちらの記事にまとめてあります。

インフルエンザとの比較

厚生労働省の発表によると、インフルエンザによって亡くなった人の数は、2019年において3,325人。グラフを見ても分かる通り、ここ数年の動向を見ると、1,000人を下回っていません。また、2019年の死者数3,325人という数字ですが、これはインフルエンザによって直接的に亡くなった方の数です。WHOによって提唱されている「超過死亡数」というものがあります。これは、例えば、インフルエンザによって引き起こされた肺炎などによって亡くなったケースも計上する、といったものです。端的に言うと、インフルエンザワクチンの摂取によって、未然に回避できたであろう死亡者数とも言えます。この「超過死亡数」はインフルエンザの場合、毎年の死亡者数は、1万人 を超えると言われています。ちなみに、インフルエンザの感染者数は 約1000万人 と言われています。

一方で、日本におけるコロナウイルスによる死者数(2020年4月25日16:47現在)は、345人となっています。東洋経済が発表しているデータ(2020年4月24日時点)は次の通りです。

 

とくに、今回 注目したいのは、年代別の感染者数とその内訳です。次のデータによると、死者がで始めるのが 30代: 2名。続いて、40代: 4名、50代: 11名、60代: 25名、70代: 67名、80代: 120名 となっています。死亡・重症化するのは、60代以上の感染者に大きく偏っています。

高齢者は死ぬ生き物

日本人の三大死因と言われている、「悪性新生物」「心疾患」「肺炎」ですが、2016年における悪性新生物による死亡者数は男女合計で 372,986に達し、心疾患(男女合計死亡者数:198,006, 肺炎(男女合計死亡者数:119,300)となっています。中でも、肺炎に関しては、19世紀末の米国の著名な内科医であるSir William Osler が、“pneumonia is the friend of the aged.”(肺炎は老人の友である)という言葉を残しているほどです。いつの時代も、多くの高齢者は肺炎によって命を落としてしまう、ということです。高齢者は、コロナウイルスの有無にかかわらず、毎年、数万人単位で亡くなっているのです。

敢えて誤解を恐れずに言うと、高齢者は死ぬんです。これは決して、「高齢者は死ね」と言っているわけでも、「高齢者は死んだ方が良い」と主張しているわけでもありません。事実です。

さて、その上で、改めて現在の日本の状況を考えてみると、これは明らかにナンセンスな状況と言っても過言ではありません。”自粛要請”や”緊急事態宣言”といった字面だけに踊らされた人々が、お互いの首を締め合っていると言った状況でしょうか。まさに、集団ヒステリーです。特に、外出自粛や自宅待機をすべきなのは、高齢者だけでいいはずです。健康な若者たちは、もちろん外で感染するリスクはありますが、家に帰ってきたら 手洗いうがいを徹底し、マスクを着用し、重症化の恐れがある自分の家族に感染させないように(隔離などして)最大限努力すればいいだけの話です。

今や、本当に怖いのはコロナそのものではなく、この集団ヒステリーという状況そのものです。中には、外に出歩いている人を通報するといった人まで現れているそうです。(ちなみに、「自粛要請」自体に法的な拘束力はありません。)そして、なにより 経済面への影響はもはや手遅れなレベルで深刻化しています。特に個人事業主の方々や、個人経営で飲食店などを経営されている方々は 総じて経営困難として窮地に立たされています。健常な若者たちの行動を必要以上に制限して、集団ヒステリーを引き起こし、経済が破綻していってしまうことの方が私たち全員が危惧しなければいけないことなのではないでしょうか?少なくとも、筆者はそのように考えます。

 

重要なのは、常に本質は何かを見極めて行動することです。周りの意見を無批判に受け入れて、有象無象の情報に流されていく様は滑稽なものに感じるとともに、これが古来変わらない日本人の本質なのかもしれないとも感じました。

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