【不眠症】脳は自覚がなくても眠っている?! 眠れない…。え、脳は眠ってんのかよ!(笑)

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毎日ぐっすり眠れるのが当たり前…という人は意外と少ないのではないでしょうか?厚生労働省の調べによると、5人に1人は自分は不眠だと感じ、10人に1人は長期間に渡って不眠に悩まされており、3人に1人は過去に不眠で悩んだことがある、という調査結果が出ているようです。眠れないことで悩んでいる人は意外と多いようです。しかし、興味深いことに、「眠れていないと感じていても、実は脳はしっかりと眠っていた」というケースが少なくないようです…。

 

「昨晩、何時間 眠れましたか?」

ベッドに横になっていた時間ではなく、実際に眠りに落ちていた時間である。この問いに正確に答えられる人は少ないはずである。自分が実際にいつ眠りに落ちたのか?そして、実際にどれだけの時間眠っていたのか?これらを正確に認識することは難しい。

では、不眠症の人の場合はどうだろうか?「よく眠れましたか?」という質問に対して、不眠症患者はしばしば「少しも眠れませんでした。」または、「ほんの少ししか眠れませんでした。」と答える。しかし、そのような場合でも、実際には”脳は十分に睡眠を取っているということが珍しくないようだ。実際よりも睡眠時間を短く感じていたり、眠れていないと感じていても脳はしっかりと眠っている、ということだ。では、なぜこんなことが起こり得るのだろうか?

睡眠状態誤認という現象

このような現象はしばしば「睡眠状態誤認」と呼ばれる。これまで、そのメカニズムについてはよく分かっていなかった。しかし、最近の研究によってその解明が進んでいるという。

アメリカのブリガム・ヤング大学のダニエル・ケイ教授によれば、これまで科学者たちが「睡眠状態誤認」という現象のメカニズムを説明できなかった理由の一つは、”眠っている(睡眠)。もしそうでないのならば、それは起きている(覚醒)ということだ。” そして、”眠っている間は意識は無いはずである。”という認識に基づいて睡眠というものを捉えてきたからだという。しかし、ケイ教授によると「このような認識は必ずしも正しいとは限らない。たとえ意識は覚醒していても、脳が睡眠することは可能である。」という。

睡眠と覚醒はどのように制御されているのか?

そもそも、睡眠と覚醒はどのように制御されているのか?覚醒~睡眠は基本的に、睡眠深度や脳波の活動状態などによって大きく3つの段階にわけて考えることができる。覚醒から順に、

覚醒

ノンレム睡眠

レム睡眠

である。覚醒状態から睡眠状態へ移行するとき、まずノンレム睡眠状態へ入る。その後、徐々に睡眠深度が深くなっていく。しばらくすると、睡眠深度は再び浅くなっていきレム睡眠状態(一般に、レム睡眠時に夢を見ると言われている)となる。一般に、一晩の間にこのサイクルが5回ほど繰り返されると言われている。

覚醒状態においては、脳のあらゆる領域において覚醒を維持するような様々な神経活動が活発に行われている。これらの神経活動を抑制するような信号が発信されることで、脳全体の神経活動が徐々に低下し、ノンレム睡眠状態へ移行する。

この抑制性の信号を発信するのが、脳の視索前野と呼ばれる部位である。(この視索前野こそが睡眠中枢と言われている)脳における覚醒維持システムの活動を抑制することで睡眠へ導いていると考えられている。

 

By Images are generated by Life Science Databases(LSDB). – from Anatomography, website maintained by Life Science Databases(LSDB).You can get this image through URL below. (https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7848243)

 

睡眠時の脳

ダニエル・ケイ教授率いる研究チームは、不眠症の被験者32人とそうでない30人の被験者を対象として、睡眠時における脳波の様子や脳の神経活動の様子を分析した。(睡眠ポリグラフ検査という)

分析の結果、不眠症の被験者は、脳波的には脳は睡眠していたことを示していたが、「眠れなかった」と主張した。このとき、被験者のノンレム睡眠時において、意識に関係する脳領域の活動が活性化していた。一方で、不眠症でない被験者の方もまた同じ脳領域が活性化していた。

ダニエル・ケイ教授によれば、不眠症の被験者も不眠症でない被験者も同様に、覚醒状態から睡眠状態へ移行するときに、神経活動の抑制のプロセスが働く。しかし、不眠症の人は、不眠症でない人に比べて、意識に関係する脳領域に対してより強力な抑制が働かないと、眠っているという実感が得られないのだろう。

この意識にまつわる脳領域に対する抑制こそが、”自分は眠れたのだ”という実感に繋がる重要なプロセスだと言える。逆に言えば、今回の研究結果によると、この抑制のプロセスの障害こそが「睡眠状態誤認」を引き起こす原因の一つである可能性があるということだ。

 

 

ぼく自身、ベッドに入ってもなかなか寝付けないことが多く、不眠に悩まされることが多いのですが、「眠れてないな~」と思っていても、実は自分で思っている以上に脳は眠っているんだ、というポジティブ思考で行こうと思います。(^O^)
また、単純に睡眠の質を上げることも大切だと思います。

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