【USMLE】USMLE 異例の早さでSTEP1合格!!CBTからUSMLEへ ~合格までの道のりに迫る!~

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今回は、アメリカにおける医師国家試験にあたる「USMLE」のSTEP1に医学部5年生の6月で最速合格を果たしたニャーゴロ社長にお話を伺います。”医学”というものに対して、とてもストイックに対峙していることがわかります。同じ医学生としてハッとさせられます。

やはり猛者!CBTから最短でUSMLE取得へ

近澤(医学部3年) 前回のCBTの記事に引き続き、今回もニャーゴロ社長に登場してもらいます。よろしくお願いします!

ニャーゴロ社長(医学部5年) よろしく!夏にCBTがある大学ではそろそろ終わった頃かな?CBTを受験された医学生の方々、本当にお疲れさまでした。

ちなみに、ぼくのUSMLEの具体的な勉強法などに関しては、別記事でまとめたので、ぜひ、そちらの方も参考にしてください!

勉強法について:【USMLE】USMLE STEP1の勉強方法〜CBT受験後9ヶ月間集中型〜

CBTからUSMLEへ

近澤 今回は、医学部5年生の6月に USMLE STEP1に異例の早さで合格してしまったニャーゴロ社長にUSMLE STEP1に実際に合格するまでの道のりを語ってもらいます。そもそも、実際にUSMLEを意識し始めた時期っていつ頃なのでしょうか?

ニャーゴロ社長 そうだね。USMLEを意識し始めたのはCBT勉強の3ヶ月前くらいで追い込みを始めた頃かな。CBTが終わったら何やろうかって考えてて、こんなに頑張ってCBT勉強やってるんだから、CBTの医学知識を英語に置き換えるだけでUSMLE STEP1に合格するんじゃないかな?って考えたんだよね。

近澤 なるほど。やはり、USMLEを取得するということは、将来的にアメリカで医療に従事したいという思いはあったのでしょうか?

ニャーゴロ社長 そうだね。いろいろな意見があると思うけど医学の本場はやっぱりアメリカで、将来的にアメリカで医学を学びたいっていう思いがあったのは事実だね。そのためには、英語でアメリカの医学生が要求される勉強内容を学ぶ必要があると思ったんだ。

近澤 CBT を終えて、基礎医学、そして臨床医学の一通りの知識を学んだ。その上で、それらの知識を英語ベースで改めて組み立て直すって感じだろうか。具体的な勉強についてだけど、CBT を終えてからすぐにUSMLEにフォーカスしていったのですか?

ニャーゴロ社長 そうだね。CBT勉強をしている段階から、来年の6月にUSMLE STEP1を受けようって決めていて、終わった翌日からFirst AidっていうUSMLEの教科書を読み始めたんだよね。ただし、CBT受験以前は日本語と英語の知識がごちゃまぜにならないように敢えてUSMLEの勉強は全くやらないようにしていた。

近澤 なるほど。CBTが一段落ついてからの約9か月間で一気にUSMLEの勉強を仕上げたんだ。CBT の勉強を通して学んだ知識やその知識体系はUSMLE にどう活かされましたか?

ニャーゴロ社長 それが最初は、CBTの医学知識を英語に置き換えるだけでUSMLE STEP1に合格するんじゃないかな?って思ってたんだけど、CBT勉強を通じて増やした知識量と比べるとUSMLE STEP1を通じて増やした知識量はその3倍くらいっ!思っていた以上に大変だった!!

近澤 じゃあ、CBT で作った知識体系の軸とは別軸で新たにUSMLE用に知識体系を構築していったって感じでしょうか。結構キツかったのでは?(笑)だって、単純に CBTの3倍ですよね?

ニャーゴロ社長 そうだね。CBT勉強と同じくらいキツかったなあ。模試の結果がついてこなかった分、USMLEのほうがキツかった。

近澤 実際、かなり大変そうにしてたよね。今回は、9か月間の全体的な流れってどんな感じでした?模試の感じとかも踏まえて。

ニャーゴロ社長 そうだね。最初にFirst Aidっていう鉄板中の鉄板の教科書を読み始めて、同時に紙の問題集を解き始めてUSMLE STEP1とはどんなものかっていうことを理解して、5ヶ月前からオンライン問題集を解き始めて問題演習に入って、2ヶ月半前からオンライン模試を2週間ごとに受けながらオンライン問題集を仕上げたって感じかな。

近澤 なるほど。「USMLEとCBTとの違い」って敢えて表現するとどんな点に集約されるだろうか?USMLEって聞いたことはあるけどイマイチ具体的なイメージがつかない人も多いと思う。

ニャーゴロ社長 簡単に言うと、USMLE STEP1のほうが広く、深い知識を問われるという感じです。具体的には、USMLE STEP1では「35歳男性、黄疸を主訴に来院…」みたいな書き出しの症例問題的な書き出しなんだけど、最終的に聞かれるのはB型肝炎ウイルスについての微生物学的なマニアックな5択問題っていう。
だから、”CBT”と”日本の医師国家試験”を合わせて、さらにマニアックにしたようなイメージかな。

日本とアメリカの医学

近澤 USMLEがCBTよりかなりハイレベルなことがうかがえるね。すこし誤解を招く表現かもしれないけど、やっぱり、アメリカの医学生の方が日本の医学生よりも”医学生としての”レベルは高いのかな?それは、その国において医学生にどのようなものが求められているか?ってことにもつながると思うんだけど。

ニャーゴロ社長 そうだね。一番の大きな違いはアメリカの医学生は4年制の一般大学を卒業してから4年制のメディカルスクールに入学するから、生物学や化学の基礎知識量は多いと思うね。さらにUSMLE STEP1はメディカルスクール2年の終わり、日本で言うところの医師国家試験と同じタイミングに受験するからCBTの知識だけでは太刀打ちできないのはある意味当たり前ではあるんだよね。
ただし”医学生としての”レベルとしては、基本的には同じだとおもう。日本の医師国家試験で要求される膨大な知識量もなかなか目を見張るものがあるしね。

近澤 たとえば、日本の医学部って僕のイメージなんだけど、医学部に入ったらその8~9割の人が臨床医になるし、医学部の大部分の人も実際そう思っている気がしている。医学生に求められるものが何か?という文脈では”臨床医”なのか”研究医”なのか、でいうと日本では”臨床医”へのウェイトが高いのだろうか。

そういう意味で、アメリカの医学部って、日本との比較において”研究医”へのウェイトが高いような印象を受けた。冒頭での「医学の本場はアメリカ」っていうのもそうだけど、「学問としての医学」を引っ張っていく、最先端の知識を追い求めるという点では、研究医の存在は必要不可欠だし、そもそも国として研究というものをバックアップする体制も必要だと思う。そこら辺についてはどうですか?

ニャーゴロ社長 「医学の本場はアメリカ」っていう話については、ノーベル医学生理学賞の受賞数とか医学研究に分配される国家予算あたりを想像すればイメージできると思うんだ。その一方で、僕が面白いなって思ったのは、USMLE STEP1のスコアがいい人、すなわち優秀な人がどの分野を選ぶかって言うと、給料が高い診療科なんだよね。ちなみに給料が高いのは皮膚科や形成外科など、安いのは家庭医学、研究医なんだ。

近澤 やはり、アメリカの方が断然、国としての医学研究に対する力の入れ具合は大きいよね。でも、その中でも USMLEのスコアが高い人、頭の良い医学生ほど研究の方には進まないというのは少し残念だね。まあ、何をもって優秀とするかだけど。

日本の医学生は優秀な人が多いと思うので、だからこそ、臨床医という選択肢だけでなく、研究医としての選択肢がより現実味をもって存在するようになってほしいです。それは、医学生としての医学研究に対する意識という点でもそうだし、社会全体として研究がバックアップされるようなシステムやそういった風潮・文化がもっとできていけばなあ、と思います。(研究イケてるぜ!みたいな笑)

ニャーゴロ社長 選択肢を広く持つということで言えば、USMLE STEP1ないし米国医師国家資格取得はいいツールではあるんだけど、日本の医学界に帰る場所がなくなるっていう危険も同時に孕んでいるよね。でも、僕の場合は医学をより深く学びたいっていうことが根底にあって、USMLE STEP1はそのいい”きっかけ”になると思ったんだよね。

だから、USMLEに興味がある日本の医学生のみなさんもそのはじめの一歩を踏み出してみてください。その一助になることが出来れば幸いです。(USMLE 9か月で完成させる勉強法

 

将来、アメリカで医学研究において最先端の医療を学びたいという彼。話してみると分かるのですが、医学の知識の定着の度合いがすさまじいです。その上で、それを自分自身のものとして運用している感じも伝わってきます。将来、アメリカで医療に従事したいと考えている方々、これからUSMLEを受けようと思っている人々にとって、少しでもためになるものとなっていれば、と思います。

「【USMLE】USMLE 異例の早さでSTEP1合格!!CBTからUSMLEへ ~合格までの道のりに迫る!~」への3件のフィードバック

  1. CBT前からUSMLEの勉強する結論いいと思うか、やめといた方がいいのか知りたいです。
    英語とごちゃらないように手を出さなかったとありましたが、全部終わってみてやっても別に良かったのか、、、?

    1. K.K様、記事を読んでいただいてありがとうございます。医学担当のニャーゴロ社長です。

      CBT前からUSMLEの本格的な対策をすることについて、臨床科目については私はやめておいたほうがいいと思います。なぜなら、USMLE STEP1対策の必修本であるFirst Aidで初めて勉強する科目があると、どうしても理解度が低くなってしまうように感じるためです。一度日本語でアウトラインを理解してから英語の教科書を読んだほうが効率的だと思いました。
      ただし、医学部3〜4年次くらいだと基礎科目はすでに履修しており臨床科目の講義中だという状態の方も多いと思います。その時は基礎科目のUSMLE STEP1対策の科目別の教科書&問題集に手をつけるのは、あり得る選択肢だと思います。「生化学」「発生学」などの基礎科目はあとからじっくり勉強するのが難しい科目であり、苦手な分野があれば低学年のうちに克服しておくことがSTEP1高得点への必要条件でしょう。

      と、言いましたが、長い長い勉強過程です。自分が気に入った勉強法ならなんでも上手くいく気もします。ぜひチャレンジしてみてください。

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